第9回数学科リレー講座~2時限目~

2018.08.30

  • KSプロジェクト
  • 数学科

2時限目は、波と三角関数についてです。

前半は、周期的な波ならばどんなに複雑であったとしても単純な波の重ね合わせで表せることを、たくさんの図を駆使して説明しました。
まだ三角比を習っていない中2が10人ほどいることを鑑み,まずは三角関数の基本から入り、続けて波の理解のために物理的な用語(角速度、周波数など)についても解説。
最終的に、周期的な波が、基本周波数の自然数倍の周波数の波の重ね合わせになっているという事実を確認しました。

後半は、三角関数の積分を行うための準備として、加法定理を始めとした三角関数の諸公式を紹介。
加法定理の図形的な証明が腑に落ちた生徒が少なくありませんでした。

次回は微分の講義です。

【受講者の感想】

(中2)自分の知っている内容から自分が知らなかった内容まで運んで教えてくれたので楽しく授業を受けることができた。2日目以降も楽しみです。

(中3)中3の1学期の範囲では加法定理以降を学んでいなかったので、2学期に向けて予習できてよかった。次回の微分・積分は正直理解できるか不安です。

(中3)加法定理の証明(?)的な所で図を使って考えたため、とても分かりやすかった。

2-1
波の重ね合わせ

2-2
加法定理を図形的に証明